1三大栄養素と消化酵素
| 栄養素 | 分解する酵素 | 最終的に |
|---|---|---|
| 炭水化物(糖質) | アミラーゼ(唾液・膵液)→マルターゼ | ブドウ糖に分解され小腸で吸収 |
| たんぱく質 | ペプシン(胃)・トリプシン(膵液) | アミノ酸に分解 |
| 脂質(脂肪) | リパーゼ(膵液)。胆汁が乳化を助ける | 脂肪酸とグリセリン(モノグリセリド)に分解 |
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 胆汁 | 肝臓で作られ胆のうで濃縮。消化酵素を含まないが脂肪を乳化して消化を助ける |
| 吸収 | 分解された栄養素は主に小腸の絨毛から吸収。糖・アミノ酸→毛細血管(門脈)、脂肪→リンパ管へ |
📌
「ブドウ糖/アミノ酸/脂肪酸・グリセリン」の最終分解物の対応はそのまま出題。胆汁は酵素を含まないのがひっかけ定番。
2肝臓:体の化学工場
| はたらき | 内容 |
|---|---|
| 代謝・貯蔵 | ブドウ糖をグリコーゲンに変えて貯蔵し、必要時に戻す。脂肪・たんぱく質の代謝も |
| たんぱく質合成 | アルブミンや血液凝固因子(フィブリノーゲン)を合成 |
| 解毒 | アルコールや有害物質を分解。アンモニアを尿素に変える |
| 胆汁の生成 | 脂肪の消化を助ける胆汁を作る |
| その他 | 古い赤血球由来のビリルビン処理など |
💡 肝機能の指標:γ-GTP・AST(GOT)・ALT(GPT)。お酒で上がりやすいのはγ-GTP。「肝臓はブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える」は頻出の正文。
3腎臓と尿の生成
🩸
糸球体でろ過
血液をボウマン嚢へろ過。たんぱく質・血球は通らない(原尿)
→
♻️
尿細管で再吸収
水分・糖・アミノ酸・電解質を血液に戻す(ブドウ糖は全部再吸収)
→
💧
尿
残った老廃物が尿に。1日約1.5L
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| ネフロン(腎単位) | 糸球体+ボウマン嚢+尿細管。尿を作る基本単位 |
| 健康な尿 | たんぱく質・糖は出ない(糸球体でろ過されないか再吸収される)。出たら異常のサイン |
| 尿の性状 | 弱酸性。1日尿量約1.5L。尿素窒素(BUN)が高いと腎機能低下 |
📌
ひっかけ:「糸球体でブドウ糖がろ過されない」→誤り。ブドウ糖は糸球体でろ過されるが尿細管で全部再吸収されるので健康なら尿に出ない。たんぱく質は大きいので糸球体でろ過されません。
4内分泌(ホルモン)と代謝
| ホルモン | 分泌器官 | はたらき |
|---|---|---|
| インスリン | 膵臓(ランゲルハンス島β細胞) | 血糖値を下げる(唯一の低下ホルモン) |
| グルカゴン | 膵臓(α細胞) | 血糖値を上げる |
| アドレナリン | 副腎髄質 | 血糖↑・心拍↑(交感神経と同じ働き) |
| コルチゾール | 副腎皮質 | 血糖↑・抗炎症・ストレス対応 |
| 甲状腺ホルモン | 甲状腺 | 全身の代謝を促進 |
| パラソルモン | 副甲状腺 | 血液中のカルシウム濃度を調節 |
| 代謝の用語 | 内容 |
|---|---|
| 同化/異化 | 同化=栄養素を体の成分に作りかえる、異化=分解してエネルギーを取り出す。あわせて代謝 |
| 基礎代謝量 | 覚醒・横臥・安静時に生命維持に使うエネルギー。睡眠中ではない点に注意。同性同年齢なら体表面積にほぼ比例 |
| エネルギー代謝率(RMR) | 作業に要したエネルギー÷基礎代謝量。作業強度の指標(精神的作業や静的筋作業には適さない) |
💡 血糖を下げるのはインスリンだけ、上げるホルモンは複数(グルカゴン・アドレナリン・コルチゾール)。基礎代謝は「覚醒・安静・横臥」であって睡眠中ではない、が定番ひっかけ。
5理解度チェック
Q1. たんぱく質が分解されてできる最終産物は?
Q2. 胆汁について正しいのは?
Q3. 健康な人の尿に通常は排出されないものは?
Q4. 血糖値を下げるホルモンは?
Q5. 基礎代謝量が測定される状態は?
6まとめ
4行でおさらい
① 糖→ブドウ糖、たんぱく質→アミノ酸、脂質→脂肪酸+グリセリン。胆汁は酵素なしで脂肪を乳化。
② 肝臓はグリコーゲン貯蔵・アルブミン合成・解毒(アンモニア→尿素)・胆汁生成。
③ 腎臓:糸球体でろ過→尿細管で再吸収。健康なら糖・たんぱくは尿に出ない。
④ 血糖を下げるのはインスリンだけ。基礎代謝は覚醒・安静・横臥時(睡眠中ではない)。