1一次救命処置(心肺蘇生・AED)
👀
①反応の確認
なければ大声で応援・119番・AED手配
→
👃
②呼吸の確認
普段どおりの呼吸がなければ心停止と判断
→
💓
③胸骨圧迫
直ちに開始
→
⚡
④AED
到着しだい装着・音声に従う
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 胸骨圧迫の位置・深さ | 胸の真ん中を約5cm(6cmを超えない)沈む強さ |
| テンポ | 1分間に100〜120回 |
| 圧迫と人工呼吸の比 | 30:2(人工呼吸ができない・ためらう場合は胸骨圧迫だけでもよい) |
| AED | 電気ショック後は直ちに胸骨圧迫を再開。心電図解析・ショックは機器の音声指示に従う |
📌
数字の定番:圧迫は約5cm・100〜120回/分・30:2。「普段どおりの呼吸があるか」で心停止を判断します。
2出血・ショック
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 体内の血液量 | 体重の約1/13(約8%)。その1/3を急速に失うと生命に危険 |
| 動脈性出血 | 鮮紅色で拍動性に噴き出す。緊急度が高い |
| 静脈性出血 | 暗赤色でじわじわ。圧迫止血が有効 |
| 止血法の基本 | まず直接圧迫法(傷口をガーゼ等で直接押さえる)。止血時は感染防止に手袋等 |
| 止血帯法 | 四肢の動脈性大出血で直接圧迫で止まらないとき。装着時刻を記録 |
3熱中症・骨折・やけど
| 傷病 | ポイント |
|---|---|
| 熱中症の分類 | I度(めまい・こむら返り)→II度(頭痛・吐き気・倦怠感)→III度(意識障害・けいれん・高体温)。涼しい所で体を冷やし水分・塩分 |
| 骨折(単純・複雑) | 単純骨折=皮膚の下で折れた(閉鎖)、複雑骨折=折れた骨が皮膚を破った(開放)=感染リスク大。むやみに動かさず副子で固定 |
| 脱臼・捻挫 | 冷やして固定。整復は医療機関で |
| 熱傷(やけど) | すぐ水で冷やす。水疱はつぶさない。広範囲は重症 |
💡 ひっかけ定番:「複雑骨折=骨が複雑に砕けた」は誤り。複雑骨折=開放骨折(皮膚を破っている)のこと。単純/複雑は割れ方でなく皮膚を破ったかどうかで分けます。
4食中毒:原因による分類(頻出!)
| 分類 | 主な菌・物質 | 特徴 |
|---|---|---|
| 感染型(細菌) | サルモネラ菌・腸炎ビブリオ・カンピロバクター | 菌そのものが腸で増えて発症。加熱で予防。腸炎ビブリオは海産魚介類・好塩性 |
| 毒素型(細菌) | 黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌 | 菌が作った毒素で発症。黄色ブドウ球菌の毒素(エンテロトキシン)は熱に強い。ボツリヌスは神経毒・致死率高い |
| ウイルス性 | ノロウイルス | 冬に多い。少量で発症・人から人へ。85〜90℃・90秒以上の加熱で失活 |
| 自然毒 | フグ毒(テトロドトキシン)・毒キノコ | — |
| 化学性 | ヒスタミン(赤身魚の鮮度低下) | — |
📌
分類の入れ替えが最頻出。「サルモネラ・腸炎ビブリオ=感染型」「黄色ブドウ球菌・ボツリヌス=毒素型」を確実に。O157(腸管出血性大腸菌)はベロ毒素を産生し加熱に弱い、と覚えます。
5その他の応急・健康障害
| 用語 | ポイント |
|---|---|
| 窒息(気道異物) | 背部叩打法・腹部突き上げ法(ハイムリック法) |
| 脳血管障害 | 脳出血・くも膜下出血(出血性)/脳梗塞(虚血性)。急な激しい頭痛・片麻痺・言語障害 |
| 虚血性心疾患 | 狭心症(一時的)と心筋梗塞(壊死・15分以上続く胸痛) |
| 一酸化炭素中毒 | 無色無臭。ヘモグロビンとの結合力が酸素の200倍以上で酸素運搬を阻害 |
6理解度チェック
Q1. 胸骨圧迫のテンポは1分間に何回?
Q2. 折れた骨が皮膚を破って外に出ている骨折は?
Q3. サルモネラ菌による食中毒の分類は?
Q4. 熱に強い毒素(エンテロトキシン)を作る食中毒菌は?
Q5. 出血で生命に危険があるのは、体内血液量のおよそどれだけを失ったとき?
7まとめ
4行でおさらい
① 一次救命処置:反応・呼吸を確認→胸骨圧迫(約5cm・100〜120回/分・30:2)→AED。
② 出血は直接圧迫法が基本。動脈性は拍動性で緊急。血液量の1/3喪失で生命危険。
③ 単純骨折=閉鎖、複雑骨折=開放(皮膚を破る)。熱傷はすぐ冷やし水疱はつぶさない。
④ 食中毒:感染型(サルモネラ・腸炎ビブリオ)/毒素型(黄色ブドウ球菌・ボツリヌス)/ウイルス(ノロ)。分類の暗記が要。